新型コロナウイルス感染症~厚生労働省Q&Aを分かりやすく解説【感染様式と感染予防編】

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今なお世界を震撼させ、日本にもその猛威が到来しつつある新型コロナウイルス感染症。

国内でも新たな感染者、そして亡くなられたニュースが報道される度、不安が募るばかりです。

毎日仕事に出るお父さん、学校や幼稚園に通う子供、仕事や家事・育児に追われるお母さん・・・家族のことを心配すると、夜も眠れません。

こうした不安を解消して、正しい対策を行う為には「情報」が不可欠です。

今回は厚生労働省が公表している新型コロナウイルスに関するQ&Aの要点を、まとめましたので、ご紹介したいと思います。

*情報は2020年3月7日時点のものです

 

 



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新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の目的

令和2年2月25日に公表
感染の流行を早期に終息させるために極めて重要な時期である
感染の連鎖を防止する為に、確実かつ効果的な対策を講じる必要がある。
併せて、社会・経済へのインパクトを最小限にとどめるためには、「患者の増加スピードを抑えること」と「流行の規模を下げ、患者数のピークを下げること」が必須。
万一、国内で患者数が大幅に増加したときに備え、重症となった方にも対応できるよう医療提供体制等の必要な体制を整える。
(画像:厚生労働省HP)


感染様式

新型コロナウイルス感染症にはどのように感染するか?

飛沫感染
接触感染

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ペットから感染するか?

国内においてペット等動物に感染した事例は見つかっていない
動物を媒介する感染症はある為、動物に接触した後は、手洗いやアルコール消毒を行う


空気感染が起きやすい環境は?

閉鎖空間
近距離での人との会話や接触


食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染することは?

食品そのものから感染した報告はない
食品や食事の配膳等を行う際に、接触感染に注意する必要がある


感染者が糞便で汚れてしまった時は何で清拭すればいい?

次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤等:1,000ppm)
アルコール(70%)
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新型コロナウイルスの弱点は?

熱(70度以上で一定時間)
アルコール(70%以上、市販の手指消毒用アルコール)
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感染者はどのような治療が行われたのか?

ウイルスによる熱や咳などの症状の緩和を目指す治療(対症療法)
具体的には、解熱剤や鎮咳(ちんがい)薬の投与、点滴等を実施。
肺炎を起こした場合は、酸素投与や人工呼吸等を行うこともある
新型コロナウイルスそのものに効く抗ウイルス薬はまだ確立していない。


感染者が治癒したとされる判断基準は?

発熱や咳等の呼吸器症状が消失
鼻腔や気管などからウイルスを検出できなくなった状況


抗ウイルス薬がないのに、なぜ治癒できるの?

対症療法により、ウイルスに対する抗体が作られ、排除されるから


感染予防

感染予防の為の注意点は?

石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒
できる限り混雑した場所を避ける
十分な睡眠(健康管理)
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集団感染を防ぐための対策は?

換気が悪く、人が集団で密に集まることは避ける
(画像:厚生労働省HP)
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感染が疑われる家族がいる場合の家庭での注意点は?

(1)部屋を分ける(無理な場合は最低2m以上距離を置く)
(2)看病は限られた人で(妊婦さん、疾病のある人は近寄らない)
(3)マスクをする(使用後は入念に手洗い)
(4)こまめな手洗い(石鹸・アルコール消毒)
(5)定期的な換気(加湿器、空気清浄機の活用)
(6)手で触れる共有部分の消毒(薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤ー濃度が6%の場合→水3L:液25ml)
(7)汚れたリネン、衣服の洗濯(手袋・マスク着用の上、家庭用洗剤で洗濯して完全に乾かす)
(8)ゴミは密閉して捨てる(鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ、入念に手洗い消毒する)
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濃厚接触とは?

2mの近い距離での接触
一定時間の時間の接触
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イベント等の開催については?

2月26日から2週間、多数の人が集まる全国的なスポーツ、文化イベント等中止、延期又は規模縮小等の要請(今後更なる対応の可能性)


高齢者の多い社会福祉施設などでは、どのような感染対策を行うか?

高齢者と基礎疾患がある人は重症化しやすい
高齢者や職員、関係者のへ感染経路を遮断するための取組を強く要請
➀職員の出勤前の体温計測(発熱等の症状が見られる場合には出勤を行わない)
➁面会制限(特質して必要な場合のみ。面会時の体温計測。感染疑いのある人への面会拒否)
➂委託業者等からの物品の受け渡しは場所で行う。(立ち入る場合、体温計測。感染疑いのある人への立ち入り拒否)
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まとめ

この記事がアップされるリアルタイムにも、政府は様々な措置を公表しています。
学校の休校、アーティストの公演中止、マスク・消毒液の品薄などなど国内でも様々な影響が出ています。
今後も事態の終息が見込まれなければ、東京オリンピック開催にも、影響があるんではないかとも言われています。
感染を拡大しない為にも、日頃から国民全体で様々なことに気をつけなければいけないのは勿論ですが、情報錯誤に惑わされず、冷静な判断と対応が今後も必要ではないでしょうか?
早く治療薬や感染阻止が行われ、子供たちが元気な姿で登校したり、パパやママの不安が解消される日を切に願います。

 

 

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