毎日毎日同じことの繰り返しで、先行き見えない子育てに苦悩する。
子供への愛情や心配があるからこそ、ついつい怒ってばかりに。。。
そんな自分が嫌になって、目に見える成果が現れず、何も変わらない環境に自分の存在意義すら疑ってしまう。
子育ては”正論”通りにいくほど、甘くはないですよね。
今回は、題して
0歳~12歳まで「3男3女」の子を持つ6児パパが実践する子育てを通して、実感する「母の尊さ」「母の偉業」「母の功績」について綴っていきたいと思います。
我が子を一身同体で産み、子供の命を守り、育てる母は唯一無二の最も尊い存在です。
子育てに悩み、自分に自信を持てないあなた。
子育てという”偉業”を果たし、一生懸命に子供と向き合うあなたの姿こそ何より美しく、尊いことに気付くことができるはずです。
ママの苦悩
何度も同じことを言ってるのに言うことを聞いてくれない
気が付けばイタズラばかり・・・
さっき片づけたと思ったら、もう散らかしてる
ちょっと目を離すと危ない遊びをしてヒヤヒヤ
エンドレスに続く兄弟ゲンカ
子供の将来や安全を考えるからこそ、愛情や心配が募り、ついつい厳しく叱ってしまう・・・
だけど子供の問題は解決するどころか、待ったなし。。。

もう・・・どうすればいいの・・・
ママのイライラは募り、更にヒートアップ。。。
そしてイライラのボルテージはMAXに・・・
本当はもっと子供たちと一緒に笑顔で過ごしたいのに・・・
本当はもっと子供たちに優しく声をかけてあげたいのに・・・
本当はもっと子供たちを抱きしめてあげたいのに・・・
本当はもっと・・・
我が子を想うママの本心とは裏腹に、現実は・・・一日を振り返れば怒ってばかりのような気がして
ドラマに出てくる優しいママや、育児番組で”専門家”が紹介しているような理想的なママ。
子育てにおける”正論”なんてわかっているし、言葉にすれば簡単。
だけど、現実の子育てはそんな簡単にはいかず、理想とするママの姿とは真逆の自分がどうしようもなく嫌になって・・・
パパが会社から帰たら帰ったで・・・お父さんのタイプによってママの気持ちは様々・・・
パパには分からない家での育児の大変さがあったり、家事や育児が順調に出来ていた時でも、パパの帰宅直前に思わぬアクシデントが起こってしまって、不十分な結果が現れてしまうことも。だけど、パパはパパで仕事を頑張っているから、責められれば謝るしかない・・・
家事や育児に協力してくれるのは、とっても有難いし嬉しいけど、仕事で疲れているはずのパパに、ママがやるべきことをさせてしまう自分が嫌になったり、パパへ申し訳ない気持ちでいっぱいになって・・・
ママは休むことなく、どれだけ頑張っても、誰からも称賛されることもなければ、目に見える成果が現れるわけでもない。
それに比べてパパは会社で業績を上げて表彰されたり、給料を貰って家計を支えてくれている。
どれだけ頑張っても変わらない環境や子供の姿から、「私って必要な人間なのかな」「私がこの子のママじゃなかったら、子供たちはもっと・・・」と自分の存在意義すら見失ってしまうことも。。。
時々おばあちゃんや友人の家に行けば、家では見せないような表情で楽しい時間を過ごしす子供。
子供が喜ぶ姿に嬉しくなる一方で、そんな姿を目にしたり、親切心からの子育てのアドバイスを聞く度に、ママの自信は失い、言いようのない孤独感を感じることも。。。
一生懸命に子供と向き合って子育てをすればするほど、子供に愛情をかければかけるほど、何も変わらない子育ての現実と環境から、自己嫌悪になったり、自己否定してしまう・・・子育て本や育児番組で紹介されている言葉通りにできるほど、子育てはそんなに甘いものではありませんよね。
子供が劇的に成長したり、子育ての環境が一気に変わることはありません。
だからこそ、一生懸命子供と向き合い、子供の命を守り育てるママの存在の尊さ・自負を再認識することで、子育てとの向き合い方が変わっていくのです。
ママの尊さ
6人の子育てをしていく中で、6児パパが実感した結論です。
お母さんは子供にとって、最もかけがえのない唯一無二の存在
そして
子供は未来の社会を創る人類の宝
だから
子供を育てるお母さんは何よりも価値ある偉業を成し遂げている
6児パパの考える「5つのお母さんの尊さ・偉大さ」を綴っていきます。
母と子供は一身同体
命をお腹に宿し、母の一身が子供と同体となって我が子を誕生させる母と子は「一身同体」で生きています。
たとえ母と子の身体が分かれたとしても、母にとって我が子と「一身同体」であることには変わりません。
我が子が笑えば、母は喜び
我が子が泣けば、母は悲しむ。
母と子は、他の誰にも入れない強い絆が生まれ持ってあるのです。
そんな母の愛情は、子供にとって何より大きな力となり、母の存在は唯一無二の存在です。
命を守り育てることの偉業
母が子供の命を守り育てる出産~育児~子育ては、まさに”偉業”です。
子育ては、どれだけの富や地位や名声を得ることよりも、人類にとって崇高な事。
もしも、何兆円もの大金が目の前にあったとしても、人類が存続する為には、絶対的に人の存在・力が必要になります。
人が居なければ社会は成り立ちません。
そうした意味で、一人一人の子供は未来の社会を担う大切な大切な構成員であり、人類の宝です。
その子供の命を守り、育てる子育てを、私には”偉業”という言葉以外、見つかりません。
子供の成長は母の大いなる成果
たとえ日常の中で目に見える結果が現れなくとも、年齢における節目や子供の成長を感じられた瞬間、全てが母の大いなる成果です。
働くお父さんには、仕事をして給料と言う対価があったり、業績を上げれば評価されるなど、その成果が目に見える結果として現れます。
仕事がどれだけ大変であっても、給料を手にしたり、上司や顧客から感謝や称賛の声を聞けば、やりがいやモチベーションを感じられ、自信につながることができます。
一方で、休む間もなく子育てや家事に奮闘するお母さんには目に見えた結果が現れることはありません。
周囲に分かりやすい目に見える結果が現れるとすれば、子供が良い学校や大学を出たり、どんな職業に就くかなど、社会的なステータスが現れる時なのかもしれません。
けれど、子育ての本当の成果はそんなことではありません。
子育てを通して、子供の命を守り、育てるお母さんの”偉業”によって現れる成果
-それこそが子供の成長の証-
これら一つ一つが、お母さんの”偉業の成果”です。
子供の姿を通して、「あ~もうこんなに成長したのか」「大人になったな」と子供の成長を実感することってあると思います。
その度に、ママたちはこう思って下さい。
私がこの子を育てたんだ!どうだ!私ってスゴイだろう!
我が家でも、先日、小学6年生の長男の卒業式がありました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、卒業式には保護者1名だけの参加が許されました。
私は仕事の休みを取らせてもらい、迷うことなく、6児ママに参加してもらいました。
大切に育ててきた我が子の小学校卒業式という”偉業の成果”の場面こそ、ママが見るべきだと考えたからです。
息子は卒業証書を授与されましたが、同時に育てた親にも表彰状を授与できる世の中であって欲しいと切に願います。
ついでに言えば、夫の成果も、妻の成果だと私は思っています。
家で育児や家事に励んでくれる妻がいるからこそ、夫は安心して仕事に出ることができます。
そうして得られた収入や業績の成果も、妻あってからこそ。
家族として尊い役割を果たし、支え合うからこそ家族は成り立ちます。
ママ・パパ・子供、互いに感謝の気持ちを表現したり、尊敬し合うことが大切ですよね。
向き合う姿こそ美しい
家族の為に一生懸命家事をして、子供と精一杯向き合う姿こそ、女性として最も美しい。
テレビで活躍する女優さんが、出産後、華やかな姿のまま復帰し活躍したり、子育てについて語る。
片や、化粧する暇も、髪をとく暇もないほど、毎日慌ただしく育児に追われるお母さん。
鏡に映る自分と、テレビに映る女優さんを比べて、「あ~私って」なんて気を落としていることありませんか?
あるいは、独身時代の自分の体形や生活を比べて、自分が女性として劣化したなんて思っていませんか?
しかし、母という立場になっても、子育てと言う”偉業”がおろそかになって、どれだけ外見を着飾っても、それは見せかけだけのものです。(*女優さんや仕事をしている人も子育て仕事を両立して頑張っている人もいます)
着飾るものは、いつか剥がれ落ちます。
けれど、子供と精一杯向き合って、家族の為に一生懸命になる姿は、母性が磨かれ、内面からにじみ出る美しさは色あせることなく、進化し続けていきます。(もちろん”美”への向上心や、オシャレ心は女性の望むものでもあるので、パパは協力しないといけませんよ)
大変恥ずかしいですが、実際、6児パパ夫婦にも、こんなエピソードがありました。
ある時、6児ママが聞いてくることがあります。

「結婚する前よりも、好きじゃなくなったでしょ」

「結婚する前も素敵だったけど、今のママの方が、女性として、もっと魅力的に感じるよ」
自分の時間を惜しむことなく、一生懸命子育てに励むママは美しく思います。
点と線の違い
親は子供を守り育てるという責任と覚悟をもって、「線」で子供と関わっている自負を持つ。
子供は親にとって、どの子も可愛くてたまらない存在です。
現実の子育てでは『可愛い』だけでは育てられず、子育ての過程の中で、
乳児期であれば夜泣きの苦労や発育の心配、
幼児期であれば目を離せない行動の苦労やケガ・病気の心配、
学童期であれば自我をもった行動の苦労や子供の先行きの心配など
子育てをしていくなかで、様々な苦労や心配があります。
親は、とりわけ多くの時間を子供と向き合うママは、その苦労や心配を乗り越えるからこそ、子供の成長に喜びを感じ、子供の存在が愛おしく感じるのではないでしょうか。
そんな親心とは裏腹に、子供は過去や未来ではなく、今を素直に生きるものです。
楽しければ楽しいと言うし、目新しいものが目の前にあれば興味が引きつけられます。
そして時として、子供は親以外の第三者(おばあちゃんや学校の先生など)との関わりがあった時、日常生活で多くの時間を過ごすママとは、また異なる表情を浮かべながら充実した時間を過ごすこともあります。
色んな人と関わることは、子供の社会性にとってとても大切なことですよね。
親としては、子供が楽しい時間を過ごせることに嬉しさを感じる反面、自分に見せない笑顔や姿を子供が第三者に見せた時、言いようのない寂しを感じることもあるかもしれません。
加えて、学校の先生やおばあちゃんなど、僅かな時間の関わりを持った人から、子育てに励むママの環境や背景をど返しされた意見ともなれば、もどかしい気持ちになることも。
けれど、ここでも、自負を持つことが大切です。
ママがお腹に命を宿してから一身同体となって、パパと一緒に親は子供の人生を一本の「線」で「子供を守り育てる」という責任と覚悟を持って子供と携わります。
一方で、それぞれに関わり方や役割の違いはありますが、第三者の人は、子供の人生に
おいては「点」での関わりです。
長く続く子供の人生を守り育てるという崇高な役割と重い責任が親にはあります。
たとえ、第三者との関わりの中で、自分には見せない子供の姿や一方的な意見があったとしても、それが子育てのすべてではなく、子供と関わる時間や愛情、そして何より責任と覚悟が持って育ててきた子供の最大の理解者・教育者・養育者としての自負を持てば良いのです。
もちろん、「点」で関わる人も子供の社会性や人間性を築く上で大切な存在であり、子育ての支援者となることもあります。
子育てについて意見された時、謙虚で柔軟な姿勢で意見を聞き入れて、子育てに活かすことは親として大切なことでもありますよね。
最後に・・・
これまで述べたこと全て言葉です。
言葉で子育ての悩みが解消されるなら誰も苦労はしません。
子育てに決してマニュアルやメソッドはありません。
なぜなら子育ては、子供の個性や子育ての環境(人数・居住地・地域など)、親の人生や価値観など、どれ一つとして同じものはありません。
けれど、6児パパが確信を持って言えることはあります。
母こそ偉大な存在
子供は光
今は子育てに悩み、暗闇のような時期を過ごしているかもしれませんが、その暗闇は、子供自身が放つ光によって、必ず暗闇から脱することができます。
光とは、子供の成長の姿なんです。。。
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