8月28日に首相官邸で安倍晋三首相が記者会見を開き、持病の潰瘍性大腸炎悪化のため辞意を表明しました。
政治家としての実績や、新型コロナウイルスの国家を挙げた対策などについて賛否はあるものの、一国のかじ取りを行う首相という重責は、想像を絶するものがあったと思います。
日本国内にある様々な課題・命題はありますが、一国の首相であっても一人の人間。
命に代えられるものはありません。
今回は安倍首相の総理辞任に影響した潰瘍性大腸炎の特徴と、日々の健康や日常生活、美容や運動機能にも大きく関わる腸内環境を整える方法をご紹介します。
安倍首相の辞任の背景
安倍首相は10代の頃から潰瘍性大腸炎を治療してきたといわれています。
平成18年に戦後最年少の52歳で内閣総理大臣に就任した際には、新薬が効果を示し、症状を抑えながら政権を担ってましたが、症状が悪化して約1年で第1次内閣の任期途中で辞任することとなりました。
平成24年12月に再び内閣総理大臣に就任し、歴代最長の任期を務めながらも、8月上旬に再発が確認されて、従来の薬に加え、点滴薬の投与を受けていることも明らかにした上で「体調が万全でない中、政治判断を誤ることがあってはならない」と会見で述べました。
潰瘍性大腸炎の症状と特徴
主な症状をまとめると以下になります。
・大腸の粘膜に炎症が起る。
・血便や激しい下痢・腹痛が続く。
・重症化すると、発熱や貧血などの症状が出て、社会生活を送るのが難しくなることもある。
・完治が難しく、国が難病に指定している。
・症状を和らげる薬はあるが、根本的な治療法はなく、再発を繰り返すことも多い。
・症状が安定した「寛解期」と、再び悪化する「活動期」を繰り返す。
・治療薬として炎症を抑えるステロイド剤や炎症を引き起こす物質を抑える点滴の薬なども使われるが、中には重症になる人もいて、発熱や貧血などの症状が出て、大腸がんを併発するリスクが高まることもある。
・患者の約90%が軽症・中等症であり、薬で症状を抑えながらつき合っていける病気。ただし、およそ5%は症状が改善せず、大腸を摘出しなければならなくなることもある。
国内の患者人数
20代を中心に若者から高齢者まで幅広い世代にわたり、国内の患者数は16万6000人以上、1000人に1人ほどで難病の中で最も多いとされています(2020年8月23日時点)。
治療法
治療は主に投薬で行われ、飲み薬で効果のあるものが開発されています。
炎症を抑える飲み薬で症状の再発を防ぐことが一般的な治療で、効果が十分でない時には、ステロイド薬など複数の薬を使い分けます。
また薬で改善しない場合は、血液を体外で循環させ、炎症原因とされる顆粒(かりゅう)球を取り除くGCAP(ジーキャップ)療法や、大腸切除手術へ進むことがあります。
(画像:NHK健康ch)
・腸の炎症を抑える5-アミノサリチル酸製剤を使い症状が治まっても寛解期を維持し続けるため、必ず毎日のみ続ける。(大腸の炎症が慢性的に続くと大腸がんになるリスクが高まるので、寛解期をできるだけ長く維持することが大切)
・効果がみられない場合は、一時的にステロイドを追加。をステロイド依存性(ステロイドは効くけれど、やめるとすぐ活動期になってしまうこと)のリスクがある為、併用して免疫調節薬を使う。
・ステロイドの効果がみられない場合は、血球成分除去療法、免疫抑制剤、抗TNF-α抗体製剤が検討される。
(画像:NHK健康ch)
・腕から抜き出した血液を装置に通して、炎症を引き起こす白血球だけを取り除いてから、再び体内へ戻す治療。
・一回の治療時間は1時間ほどで、外来通院でも行える。
・症状の程度に応じて週に1回から2回治療を行い、最大10回まで実施可能で寛解期に導入。
・約6割から7割の人に効果があり、寛解期に導入することができる。
・副作用がほとんどないという利点がある。
・中等症から重症の患者の中で、薬などの治療で改善が見られない場合は大腸を全て摘出する手術を行うことがある。
・手術の利点は、術後多くの人が潰瘍性大腸炎の症状から解放され、大腸がんにかかるリスクもなくなること。
・欠点は、排便の回数が増えることだが、小腸が大腸の代わりをするようになるので排便の回数は減っていき、1日10回程度だった排便回数は1年後には5,6回程度に落ち着くこともある。
・人によっては少量の便が漏れることがあるので、パッドをあてるなどの対処が必要で、肛門とつなげた小腸の部分に炎症が起きる、回腸嚢炎(のうえん)を発症することがあり、注意が必要。
発症の原因
発症の原因は不明ですが、免疫過剰反応(本来は体を守る免疫の働きが過剰になること)や、腸内細菌、食事の欧米化などが関係するとされています。
腸内環境を整える
潰瘍性大腸炎の原因は特定されてはいませんが、腸内細菌が関係していると考えられています。
腸は第二の脳と言われ、その重要性がここ数年でかなり広く知れ渡ってきています。
腸の働きは日々の健康や日常生活、美容や運動機能にも大きく関わります。
消化吸収や免疫力を上昇させてパフォーマンスをあげたり、美容や運動効果にも影響する腸内環境を整えましょう。
腸内環境改善で期待できる効果
代謝促進・ダイエット
食物の消化吸収・栄養の体内への吸収を促し、代謝の活性化につなげることができます。
美肌効果
肌のあれや吹き出物は、腸の老廃物が原因とされます。
老廃物や毒素を排出する働きが促進されることで、肌をきれいに保つことが期待できます。
免疫力向上・アレルギー性疾患の緩和
善玉菌が優位な腸内は免疫機能が正常に働き、食中毒防止、病原菌からの感染予防や、健康維持などに役立ちます。
また、花粉症やアトピー性皮膚炎の原因となるものは小腸内で作られるものですが、乳酸菌などの摂取で善玉菌を増殖させると抗体の発生量が少なくなり、アレルギー性症状の緩和・軽減に役立つとされています。
便秘の改善、おならの臭い軽減
便秘の改善につながることは勿論、老廃物が少ない腸内からのおならの臭いの元となるガスが発生しにくくなります。
ストレス軽減
小腸の働きをよくして気持ちを落ち着かせる作用のあるセロトニンの生成を促進し、ストレス軽減につなげることができます。
腸内環境を整える方法
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