
どうも!6児パパです。
新型コロナウイルス感染症が流行している状況下で例年、12月頃から流行シーズンを迎えるインフルエンザ。
新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行する恐れも考えら、発熱やせきなど症状がよく似ているため、対応が難しくなると懸念されています。
新型コロナウイルスとインフルエンザのダブル流行は実際に起こるのか?
一足先に冬を迎えた海外の事例をまとめ、新型コロナウイルスとインフルエンザの違いと正しい予防策など『知っておきたい情報』をまとめました。
これを見れば、正しい知識と感染予防策を知ることができます。
新型コロナ&インフルの違い
新型コロナウイルスとインフルエンザの大きな共通点はどちらも呼吸器感染症であること。
その為、発熱、頭痛、筋肉痛、頭痛、咳といった症状はどちらでも見られ、症状がよく似ています。

上記のように息切れ、嗅覚・味覚障害という症状は新型コロナに特徴的と言えます。
けれど、新型コロナウイルスにおいては無症状感染など、必ずしもみられる症状というわけではないため、症状だけでこの2つの感染症を区別することは実際には難しいことが多いです。
新型コロナ&インフルの違い~3つのポイント
新型コロナウイルス | インフルエンザ | |
感染経路 | 飛沫・接触 | 飛沫 |
感染のピーク | 発症前 | 発症後 |
潜伏期間 | 2~14日 | 1~4日 |
症状の持続期間 | 2~3週間 | 3~7日 |
致死率 | 3~5% | 0.01~0.1% |
主な診断方法 | 抗原検査 | PCR検査・抗原検査・抗体検査 |
主な抗ウイルス薬 | レムデシビル | タミフル |
重症化リスクのある者 | ・高齢者 ・慢性呼吸器疾患 ・肥満、高血圧 | ・65歳以上の高齢者 ・2歳未満の小児 ・免疫不全者 ・妊婦 ・慢性呼吸器疾患 など |
①ピークと潜伏・症状の期間
大きな違いとして挙げられるのが、感染のピーク時期から潜伏期間・症状の持続期間です。
新型コロナウイルスでは発症前が感染のピークを迎えるのに対して、インフルエンザでは発症後となっています。
潜伏期間・症状の持続期間も新型コロナウイルスの方が、圧倒的に長い為に、感染前、そして感染後も注意が必要です。
②主な診断方法
インフルエンザの検査方法でもっとも一般的なのは、細い綿棒のようなもので、のどの奥や鼻の奥をこすり、そこについた組織や分泌物を処理液に浸して検査キットに滴下することで、陽性か陰性かの判定を行うものです。
検査時間は10~15分と非常に短い利点はありますが、症状が現れてから12~24時間経過してこの検査を行わないと、陰性という結果が出てしまうことがほとんどです。
一方、新型コロナウイルス感染症にかかったかどうかを判断する検査は、現在3つの方法があります。
PCR検査・抗原検査は、鼻やのどの奥(唾液など)などから検体を採取し、「現在」の新型コロナウイルスに感染しているかを調べる検査。
抗体検査は血液中にある抗体を調べ、「過去」に新型コロナウイルスに感染したことがあるか判別する検査です。
新型コロナウイルスの検査方法で一般的におこなわれているPCR検査でも、ウイルスの特性から陰性であるのに、陽性と出る場合もあります。
実際、過去に6児パパもPCR検査を受けたことがありました。
詳しくPCR検査について知りたい方はコチラをご覧ください。

③主な治療薬
新型コロナウイルスとインフルエンザの診断を区別する際に最も重要な点となるのが治療薬です。
治療にはどちらも抗ウイルス薬が使用されることがありますが、インフルエンザはタミフルなど、新型コロナウイルスではレムデシビルが有効であり、使われるべき薬剤が異なります。
さらに新型コロナウイルスの重症患者に有効であるとされているステロイド薬(デキサメタゾン)は、インフルエンザ患者にとっては、むしろ重症化につながる可能性があります。
その為、この2つの感染症をしっかりと区別し、正しく診断することが重要になってきます。
新型コロナウイルスの治療薬やレムデシビルについて、詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

ダブル流行は起こるのか
日本では、例年12月~3月頃に流行するインフルエンザですが、国民全体で新型コロナウイルスの感染対策を徹底してきたことによって、本来流行していたはずのインフルエンザも減ったのではないかと考えられています。
実際、日本と季節が反対の南半球のオーストラリアでは、この冬、インフルエンザによる死者は1人もおらず、懸念されていた新型コロナウイルスとの同時流行は現時点ではなかったようです。
専門家は、その要因として次の2つをあげています。
「インフルエンザワクチンの接種率が高かったこと」
冬に入る前にオーストラリア政府が去年より約500万回分多い1800万回分のインフルエンザワクチンを準備し、国民に接種を呼びかけた。
「継続的に徹底したコロナ対策」
新型コロナウイルスの感染防止対策として、人同士の距離を保つことや大人数が集まるイベントを制限したこと、それに手洗いや手の消毒への意識が高まったことなどが、インフルエンザの流行抑止にも極めて効果的だった。
海外でも新型コロナに対する感染対策がインフルエンザの流行に影響を与えているのかもしれません。
日本でも先駆的に行っている良き実例を手本にして備えることが大切ですね。
感染防止対策
1.敵と対峙するには敵を知ることから
新型コロナウイルスという世界を震撼させた大敵と対峙するには、まず新型コロナウイルスを知ることから始まります。
新型コロナウイルスの原因と特徴を知りたい方はコチラをご覧ください。


2.感染予防対策
・石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒。
・うがいによる「口腔」を介する感染の予防や口臭の抑制。
・室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保つ。
・外出時や室内での飛沫感染対策には、マスクを着用する。
・換気が悪く、人が集団で密に集まることは避ける
・十分な睡眠をとって体調管理に努める。
飛沫感染を防止するマスクについて詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

上記の他にも、外出先や自宅・職場などで感染予防を行う為には次の感染予防グッズを使うことも有効です。
予防アイテム | フェイスシールド・手袋など |
携帯用アイテム | 除菌ミスト・ドアハンドルなど |
便利家電 | 非接触温度計・次亜塩素酸生成器など |
ウイルスの侵入阻止 | 超音波加湿器・スマホ除菌クリーナーなど |
医療機器 | 手動人口呼吸器・吸入器など |
有効な感染予防グッズについて詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

3.予防接種・早期の診断
感染予防策として、インフルエンザについては、言うまでもなく予防接種を受けること。
新型コロナウイルスにおいては、重症化するリスクやリミットを把握して、少しでも症状が現れた際には、迷わず早期受診・治療を行いましょう。
新型コロナウイルスの初期症状や重症化リミットについて、詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

また新型コロナウイルスには、感染者との接触の可能性をより早く知って、接触した人が検査の受診など保健所のサポートを早く受けられることできる政府推奨の「接触確認アプリCOCOA」があります。
「接触確認アプリCOCOA」について、詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

子供の教育環境
新型コロナウイルスは、子供たちの環境にも大きな影響をもたらせました。
学校が休校となったり、現在も尚、外出の制限や注意が必要であったり。
そのことにより、不規則な生活習慣が続いたり、時間を持て余したり、好きなことばかりしてしまい学力が低下したりと、親としては心配ごとも山積みですよね
けれど、捉え方次第でピンチをチャンスに変えることができるのが、人間の強み。
子供たちが自宅で過ごすことが多くなってしまうということは、家庭の中で子供たちとの関わりをたくさんもてるチャンスと言えます。
その一つが子供の「タイムマネジメント能力」の育成。
自分で目標を決めて、計画を立てる訓練をすることで、生活リズムの安定や勉強・遊びなど日常生活を計画的にメリハリを持って過ごすスキルを身に付けることは、自立的な将来に必ず役立ちます。
子供の「タイムマネジメント」について、詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

まとめ:正しい知識と対策を
未知のウイルスとして現れた新型コロナウイルス感染症でしたが、少しずつ、その実態や感染予防策・治療法が明らかになってきました。
それらを踏まえて政府としても、新型コロナウイルスへの向き合い方として次のような見解を示しています。
「1人ひとりが最新の知識を身につけて正しく対策を行っていただくことが何よりも重要」
それは新型コロナウイルスを極端に恐れ過ぎず、それでいてこれまでと同様に予防策や健康管理を怠らない。
具体的な方法として
・インフルエンザワクチン接種
・手洗い消毒の徹底
・人と接する場面でのマスク着用と咳エチケット など
新しい生活様式を身に付けて、過度な安心はせず、各自が感染対策を徹底することが流行の抑制に繋がります。
インフルエンザワクチンを接種して、この不遇の時を前向きに、健康に乗り越えていきましょう!
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