・何を言っても批判や反対意見ばかりする。
・こっちは意見を傾聴しているのに、自分の考えを押し通すことしか考えていない。
・会議で提案をしても代替案のない批判ばかりで仕事の生産性がうまれない。
・ストレスがたまってどうにかなりそう。
・批判ばかりする人にうまく対処して会議の生産性を向上するにはどうしたらいいだろう。

そんな悩みに答えます。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
記事を書いている現役会社員の6児パパがこれまで培ってきた20年以上の社会人経験を元に、会社での幾多の苦難を乗り越えた思考法をご紹介します。
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仕事のストレスがすごい
会社や私生活の中で、意見を交わし合うとき、やたらと否定や批判する人っていますよね。
「また始まったよ~」
それだけで仕事のストレスが溜まります。
会社組織の中で、そんな人が一人でもいれば、周囲のモチベーションは下がります。
代案もなく、否定する明確な根拠や理由もないまま、建設的な話し合いもできず後退する。
今回は無駄に批判ばかりする人の7つの特徴をご紹介します。
無駄に批判する人、批判せずにはいられない人の特性理解を深めて、ストレスを抱えずに、生産性のある会議をする為の対処法を知ることができます。
無駄に批判ばかりする人
会社や中で、新たな発想や提案の意見を伝えることは、現状を打開する為に行います。
けれど、なかにはそんな意見を聞いても頭ごなしに否定や批判する人もいます。
明確な方向性や改善の意見があるならそれを主張してくれれば良いものの、そうしたことを表明することなく、ただ人の意見を否定したり、批判する。
具体的な代案があれば、まだ議論の余地もあるものの、結局、そんなこともないまま、話が終わってしまい、何の手だてをうつこともなく、ただ現状維持で問題解決にすらならない。
そうした人は自分の気分や自己中心的な視点でしか意見できない人に多い傾向にあるかと思います。
そんな人と一緒に何かをする度に、モチベーションはどんどん低下して、神経はすり減り、疲れてしまいます。。。
結論:会議の生産性を向上する対処法
会議は、現状の改善点を見出したり、より良い方向性に進む為に、皆で知恵をしぼって、様々な視野や角度からの意見やアイデアを出し合います。
つまり会議を行う意義は現状を打開する為。
同じベクトルに向かって進もうとする集団の中に、”敵”は一人としていないはずです。
ですので、意見や提案する人は、現状打開という目的に焦点をあてて、一生懸命に考えたり、準備する姿勢が大切ですし、聞き手は、意見の良し悪しではなく、まずはその姿勢にリスペクトの心を持って受け止めることが大切です。
互いをリスペクトする姿勢があるからこそ、建設的な会議を行うことができます。
その上で、話の内容を精査・吟味して、現状を打開する為に最善の方策を皆で見出すことで、生産性のある会議を行うことができるのです。
無駄に批判ばかりする人の7つの特徴
とはいえ、相手がいることなので、そんな簡単に事は進みません。
まずは無駄に批判する人、批判せずにはいられない人の特徴を理解をすることが大切です。
無駄に批判ばかりする人には7つの特徴があります。
①知識だけの強い固定概念がある
②他人の成功を認めたくない
③代案がない
④負担を極度に嫌がる
⑤最初からできないと決めつける
⑥新しいことへの抵抗感
⑦直感に頼る
知識だけの強い固定概念がある

こんな方法があるんだけど、どうだろう?

そっか。今まで気が付かなかったけど、そんな方法もあるよね。

それはダメだよ。

えっ!?なんで。この方法だと、こんなメリットもあるんだよ。

こういう時は、ああやってした方が絶対に良いんだよ。色んな資料や文献にそう書いてあったから間違いなし!

知識がなんぼのもんじゃい!
実際に経験したことがなくても、蓄えた知識を武器に、「これが絶対」という強い固定概念とある種の正義感を持つ人がこのタイプです。
知識が豊富なだけに理論武装して、頭が固い為、対峙すると厄介な相手です。
けれど良いほうに考えれば、研究熱心で向上心がある為、意見や提案を納得してもらえれば、強い味方に。
固定概念を覆すような画期的なアイデアや感情を動かすような伝達の仕方が必要です。
他人の成功を認めたくない

この方法でやったら、業績がグンと上がったんだ。良かったらこの方法をベースに今後のプロジェクトを進めてみてはどうだろう?

そうだね。実際に、この方法で成功できてる実績もあるし、いいんじゃないかな。

いや~それはどうかな?一度成功できたからって、これからも成功できるとは限らないし。

確かに一度の成功だけで判断できないから、今後の長期的な計画を立てて試算してみたら、データとしても成果をあげられると実証できたんだ。

いやいや。無理だって。絶対失敗するって。

何を根拠に、そんなに言い切れるんだ!!
成功を認めたくない背景には、相手に負けたくないという負けず嫌い根性が潜んでいます。
本来は同じ目的を目指す味方同士なので、勝ち負けなんてないはずですが、当人からすれば、威信をかけた勝負なのです。
客観的に見れば、明らかに敗北している(認めざるえない)状況でも、最後まで悪あがきをしてしまうことも。
けれど互いに刺激し合い、切磋琢磨する戦友のような関係性が築ければ、いつしか成功を分かち合うことができるかもしれません。
代案がない

現状を打開する為にAという方法があるんだけど、どうだろう??

それいいじゃん!

うーん。悪くないけど、どうかな??

ほら。資料も作ってきたんだ。この方法なら効率よく目的を果たすことができると思うんだ。

すげぇ!こんなに調べてきたんだ。これならイケるよ!

うーん。良いとは思うんだけど、なんかなぁ。

じゃあ、他にどんな方法があると考えてるの??

それは分からないけどさ・・・

じゃあ、どうすれば良いんだよ!!
批判や否定をするわりに、「じゃあどうすれば良いの?」と問えば、代案もない。
代案なき反論ほど、ラクなことはありません。
こうしたタイプは、そもそも「傾聴しよう」というスタンスはあまりなく、ディベートすることに目的を置く人が多いです。
皆でより良い改善策や現状を打開できる方法を検討することを会議の目的に据えて、話し合いを進行するようにしましょう。
負担を極度に嫌がる

これからプロジェクトを進めていくにあたって、みんなで役割を分担したいと思うんだ。

そうだね。みんなで協力して進めたほうが心強いし、早く達成できるかもしれないもんね。

えっ!?それは負担になるんじゃないの??

でも、分担しないと結局誰か一人に負担が偏ることになるし。

そうだよ。みんなでやればいいじゃん。

えー。ただでさやること多いのに、しんどいって。

しんどいのはみんな一緒だよ。
経験のないことや複雑なことなど、自分にかかる負担を嫌い、自分の中の忖度で新たな意見や提案を却下する。
協働で行っていることも、やたらと文句が多いのがこのタイプです。
また、本当は自分が負担を負いたくない理由があっても、「みんなに負担がかかってしまう。みんなのことも少しは考えたら!」なんて正当化しながら皮肉めいたことを言うことも。
文句や主張は強めですが、悪意はそれほどない為、分担する際は、それそれの得意・不得意を配慮しながら個々にかかる負担が最小限になることを目指して役割分担していきましょう。
最初からできないと決めつける

今までやったことがないかもしれないけど、これが成功したらきっとスゴイ成果につながると思うんだ。どうだろう??

このアイデア良いね。これが成功した時のことを想像したらワクワクするよ!

いや~こんなの無理だって。できるわけないじゃん。

確かに大変かもしれないけど、こんな風に計画を立てて進めていけば実現できるかもしれないんんだ。

すごい具体的で入念な計画書だね。これなら絶対できるよ!

いやいや無理だって。もっと現実見ろよ。

どの辺が無理だと思うの?

理由はないけど、なんとなく。

最初から聞く気ないだろ!
何を言っても、何をしても、最初から否定や批判する構えでいる人。
こういった人は、日々のストレスを抱えて、そのガス抜きとして、相手を否定したり批判することでカタルシスを覚える、いわば批判中毒者状態です。
最初から批判ありきの人ですから、周囲で共感や賛同してくれる人を多くつくって、数での立証を示すことが必要です。
同時に、批判中毒となっている人のストレスや心の氷を溶かして、受け止めてあげながら関係性を築いていくことも大切です。
新しいことへの抵抗感

今までやったことがない新しい発想で、思い切ってこんなことをしたらどうだろう?

斬新なアイデアだね。でも初めてのことって、時間もリスクもかかるけど大丈夫?

そうだよね。だから少しでも早くプロジェクトが進められるように、専門家の資料を集めてみたんだ。

なるほど。思ってたより難しいことでもないんだね。良いんじゃない。

いやいや無理。やったことないのにうまくいくはずないじゃん。

未知へのチャレンジは誰だって最初は初めてだけど、経験することで上達したり工夫できれば、うまくいけるかもしれないじゃん。

無理だって。今まで通りのやり方でいいんじゃね?

今まで通りじゃ現状を打開できないから新しいアイデアを提案してんだろ!
現状を打開する為には以下の2つの方法があります。
①従来のものを見直してより良く改善する
②まったく新しい発想でチャレンジする
特に新しいことへのチャレンジは明確な根拠やビジョンがなければ、受け入れがたいことでもあります。
また、ことによっては、新たなことを提案したというだけで、これまでの実績や経過を否定されたと捉え、躍起になって批判や否定する人もいるかもしれません。
このことを、心理学の世界で敵意帰属バイアスと称するそうです。
他者の言動を敵意に帰属させる、つまり敵意を持っているからだとみなす認知傾向の歪み。
こうした人は物事を客観的に捉えることができず、「新しいことなんてダメだ」「これまでのことを否定された」など主観に断定したり捻じ曲げて捉えてしてしまうことが多くあります。
とはいえ、新しいことを受け入れることは勇気が必要なこと。
その勇気を後押しできるような、明確な根拠やビジョンをもったプレゼンテーションを行うことが大切です。
直感に頼る

色々と調べてみた結果、この方法ならデータ上でも間違いなくうまくいくと思うんだ。

スゴイ!よくここまで調べたね。これなら絶対成功すること間違いなしじゃん。

無理。。。

えっ?成功できることがデータでも出てるじゃん。どこが無理なの?

うーん。直感で無理。。。

直感で無理とか、お前は預言者か!!
直感そのものは決して悪いものではありません。
なぜなら直感とは、これまでの人生経験を元に培われた人の持つ無意識に備えたアンテナだからです。
直感を頼りに、技術改善をしたり、危険予測することもできます。
けれど、人生経験によって培われる直感には、無意識の内にその人の生きてきた姿勢のようなものが反映されます。
例えば、褒められたり肯定されることが多い環境で生きてきた人であれば、自分に自信を持って、心に余裕があります。
反対に、虐げられたり否定されることが多い環境で生きてきた人であれば、強烈なコンプレックスを抱え、無意識に様々な対象を批判します。
直感的に批判や否定する人への対応策としては、対立する意見であっても、まずは肯定的に受け止めながら、相手の考えの良い点や、自分の考えとの共通点を強調しながら、伝えていくことが大切です。
会議の生産性を向上する為の心構え
無駄に批判する人の特徴を知った後は、生産性のある会議を行う為の心構えをご紹介します。
・発言者の一生懸命な姿にリスペクトを抱く
・提案者と聞き手が知識において対等でないことを認識する
・反対意見も貴重な検討材料と捉える
・失敗を恐れずチャレンジする
・モデルケース(サンプル)をつくってみる
発言者の一生懸命な姿にリスペクトを抱く
どんなことも、一生懸命な姿にリスペクトを抱くべきだと6児パパは感じます。
意見を熟考してまとめたり、提案する為にプレゼン資料を用意したり、発言(発案)者は一生懸命に努力します。
だからこそ、聞き手は、まず、そんな一生懸命な発言者の姿に敬意を抱くことが必要です。
敬意を抱けば、自己中心的な考えや安易な主観で、批判や否定することなどできません。
まずは相手の一生懸命な姿を認め、客観性と”より良い現状打開の方法”という同じ目的を持って、議論を行うことが、生産性のある会議を行う為に必要なことなのです。
敬意をもつことは、同じ屋根の下に住む家族同士も同じ。
互いに敬意を持つからこそ、互いを想い合った幸せな家庭を築くことができます。

提案者と聞き手が知識において対等でないことを認識する
会議の中で何かを提案する際、知識量や技術量において、提案者と聞き手は対等ではないことを、前提に認識しなければなりません。
提案者は、提案する分野に対して、様々に調べたり研鑽することで、知識や技術にたけている人が多い。
一方で意見を聞く人は、提案者に比べ知識や技術が不足していたり、場合によっては初見のこともあると、『良いか悪いかわからない』ということもあります。
その点で考えれば、「反対するなら代案を出せ」と言うのは、提案者が知識を持っているという有利な立場を濫用した不公平な取引とも言えます。
とはいえ、意見がなければ議論もできません。
提案された資料やデータを考察して、背景や実情などの客観的に捉えた上で、現状を打開するという共通の目的を持って意見することが大切です。
反対意見も貴重な検討材料と捉える
仕事上での振る舞いや家庭の中でも、意見を交わらせることはあります。
人の価値観は十人十色に違うわけで、見えていることも違います。
だからこそ、より広い視野と客観性をもって聞き入れるべきところは聞くことも大事です。
様々な特性による「反対のための反対」は時間の無駄ですが、ちょっと立ち止まって物事を多角的な視点から考えることは、”気付き”や”現状打開”の為にも、とても大切なことなのです。
失敗を恐れずチャレンジする
人と分かり合ったり、新たな意見を受け入れる為には時間も労力も必要になることもあります。
柔軟な人なら意見も受け入れてもらいやすいかもしれませんが、経験がないことや自分と異なる価値感に対して、および腰になったり、批判されることもあるかもしれません。
そんな時も、あきらめず・くじけずに、工夫や配慮を重ねて、何度でもチャレンジしていく心構えを持ちましょう。
たとえネガティブな自分であっても、ポジティブな自分へとマインドを変えることで、いつしか変化することができます。

モデルケース(サンプル)をつくってみる
論より証拠。
新たなことを会議の中で提案する際に、もしも具現化できる物であれモデルケース(サンプル)をつくりましょう。
誰もが思い付かないアイデアということは、誰も経験したことがないこと。
それにコストがかかってしまったり、なんらかのデメリットもあれば、躊躇してしまうのは当然のこと。
だからこそ、未完成でも不細工でもいいから一度、自分がモデルケース(サンプル)を作ることに挑戦してみましょう。
そうすることで、良い点や悪い点も発見できるし、それを伝えることもでき、何よりも経験のないことを経験した人間に説得力をもたせることができます。
まとめ:批判を糧と教訓に変えよう
人の価値観や心理は様々にある分、捉え方も行動も多種多様です。
けれど感情的になって人格を否定したり、一方的で偏った批判は、もはや意見ではありません。
無駄に批判ばかりする人の特徴を把握して対処しながら、より良い改善を行い、現状を打開するという会議の目的を共通認識の元で目指しましょう。
また、一概に批判全てがマイナとも限りません。
相手のことを思いやったり、質を高めるために行う批判は、建設的でプラスな意見となります。
ただし、その際にも、相手へのリスペクトや思いやりを忘れず、適時フォローをしたり、ねぎらいや感謝の言葉を伝えましょう☆
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