
緊急事態宣言があっても、日常生活に支援を必要とする方々の為に仕事を続ける障がい福祉施設で勤務する6児パパの想いと葛藤を、ありのまま綴っていきたいと思います。
今回の記事は
✔記事の信頼性
専業主婦のママと共に3男3女の子供を育てながら、「家族の幸せ」を求めて家庭教育を研究し、互いに敬意を抱く夫婦関係・愛情を注ぐ子育てを実践中。 会社員として働く傍らで、大学で教育学を学び、ブログ・電子書籍販売・YouTube配信等を通して副収入を得る。 (電子書籍の出版や、講演会依頼の実績も)
6児パパの子育て風景を知りたい方はコチラ。
6児パパオリジナル電子書籍がAmazon kindleから出版されました☆☆
新型コロナの猛威に疲れた:緊急事態宣言下でも仕事に向かうストレス
世界中に感染が広がる新型コロナウイルス。
日本でも多くの感染者が発生し、政府は緊急事態措置として、令和2年4月7日から5月6日までの1カ月の期間、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県に緊急事態宣言を発出しました。
加えて、外出(人と人との接触)について7割から8割の削減を目指す外出の自粛を表明しました。
このことから、多くの企業や商店に休業を求め、労働者へは自宅待機やオフィスワークを求めています。
新型コロナの猛威の最中、たとえ緊急事態宣言が出ても仕事に向かわなければいけない会社員のストレスや不安ははかりしれないものがあります。
そもそも「緊急事態宣言」って?
緊急事態宣言とは、改正新型インフルエンザ対策特別措置法(特措法)に基づく宣言で、次の用件が認められた時に首相が宣言されます。
(2)全国的かつ急速なまん延により国民生活・国民経済に甚大な影響を及ぼす、あるいはその恐れがある
各都道府県が独自で出す宣言とはどう違うの?
北海道の鈴木直知事が2月28日に政府より先立ち「緊急事態宣言」を出しました。
都道府県が独自の緊急事態宣言には法的根拠がなく、あくまで都道府県民に対する知事の呼び掛け・お願いです。
例え明示内容が同じであっても、特措法という法的根拠のある政府(首相)が出す緊急事態宣言とは実質的な強制力や意味合いが全く異なるのです。
休業要請はいつからいつまで?
7都道府県の緊急事態宣言のポイントと区域の休業の時期は以下の通りです。
(画像:日本経済新聞)
休業を要請する業種や、営業を行う際の条件などは、各都道府県自治体によって異なります。
ちなみに、6児パパが出勤する大阪府では、居酒屋を含む飲食店の営業時間は午前5時から午後8時で、酒類の提供も午後7時までとされ、医療機関や介護施設など生活の維持に必要な業種は対象外とする方針です。
障がい福祉施設で働く6児パパの想い
6児パパは障がい者の方々の支援を仕事としています。
大阪府の障がい福祉施設の対応と方針は次の通りです。
日常生活に様々な支援を必要とする障がい者の方々や高齢者の方々にとってサービスの停止(休業)は、まさに死活問題です。
そうした方々の支援に携わる者として、たとえ感染の脅威があったとしても、利用者を置き去りにして保身に走るわけにはいきません。
感染のリスクもかえりみず、医療に奔走する医療関係者と同じくらい大切な役割だと支援員として働く6児パパは自負しています。
6児パパの想い
私見になりますが、障がい福祉の仕事(゛特別感゛のあるこの表現自体あまり好きではありませんが)を10年通して6児パパは、様々な困難を抱えながらも朗らかに懸命に生きる障がい者の方々の姿に、心の底から敬意を抱くと共に、自分自身が一人の人間として、何を大切にして、どんな姿勢で生きるべきかを学ばせていただきました。
支援をする者は、支援を必要としている人に与えているのではなく、実はもっと大きな大切なモノを与えてもらえているのだと、この仕事を続けて実感します。(もっともっとありますが、書ききれないので・・・)
様々な障がいの特性、親御さんの高齢化や家庭内での介護の限界などの背景がある中で、当事者の方々の生活は、社会からの十分な支援体制や理解の隔たり(支援者である私自身も含め)によって゛あたりまえの日常生活゛を送ることさえ困難な場面があるのではないかと思います。
そうした中で、生活の拠点とされていたり、多くの時間を施設や事業所の中で過ごす障がい者の方々にとって、現在の状況での施設の休業(休止)は、荒れ狂う海にたたずむ孤島に取り残されるようなもの・・・
だからこそ、この新型コロナウイルスという未知なる敵を前にしても一歩も引くことなく戦わなければならないのです。
それが、与えていただいた者としての役割であり、使命だと心の底から想います。
6児パパの葛藤
とはいえ、不安がないかと言えばウソになります。
正直に本音を言えば、感染が怖くて仕方ありません。
家族を養う為、職業人としての使命を全うする為。
朝、通勤の電車に乗る時には、言いようのない不安が襲います。
それは6児パパだけでなく家族も同じこと。
6人の子供は、これまでインフルエンザに感染したり、川崎病や鼠経ヘルニアで入院したことがあります。
その時の心配で心配で、このままどうにかなってしまったらどうしようというトラウマのような経験が不安としてよぎります。
加えて、我が家の5歳の子供は、ぜんそくがあり、生後間もない赤ちゃんもいます。
家で家族を支える6児ママは、こんな状況の中でも、感染リスクを負って6児パパを送り出さなければならない、いたたまれない想い、家族が感染したらどうしようという6児パパ以上の不安で胸が締め付けられるような想いではないかと思います。
最も必要なこと
厚生労働省事務連絡の概要で以下の記載があります。
最後に
福祉や医療に携わる人だけでなく、今もなお不安を抱えながら、生活の為、仕事における使命の為に毎日、仕事に出かける方々もいると思います。
先行きの見えないこの新型コロナウイルス感染症ですが、私たちに今できることは、自分自身や家族が感染しないように、0.01%でも感染のリスクを減らす予防対策を徹底して、規則正しい生活を続けながら、外出自粛というピンチを家族が団結する為のチャンスに変える。
そして、この闇から、いつか必ず訪れる光を信じて、家族一丸、いや国民一丸となって、支え合い、乗り越えていくことではないでしょうか。。。
一刻も早い、この事態の終息を願って・・・
コメント